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会長挨拶
会長
第101回日本結核・非結核性抗酸菌症学会学術講演会
会長
礒部 威
島根大学医学部内科学講座呼吸器・臨床腫瘍学
 第101回日本結核・非結核性抗酸菌症学会学術講演会は、2026年6月19日(金)・20日(土)に岡山で開催いたします。
 日本結核病学会は1923年に北里柴三郎博士らによって設立され、長きにわたり抗酸菌病学を牽引してまいりました。一方、近年増加し続ける非結核性抗酸菌症への対応の必要性も高まっており、学術の進展とともに、2020年には学会名を「一般社団法人日本結核・非結核性抗酸菌症学会」へと変更いたしました。
 抗酸菌症に関する研究と技術革新は著しく進展し、これにより診断の精度向上や治療法の多様化が期待されております。しかしながら、依然として解決すべき課題も多く残されています。特に、抗酸菌医療におけるダイバーシティ、すなわち多様性は、さまざまな背景を持つ患者さんに対して最適かつ包括的な医療を提供するために重要なテーマです。多職種、多領域の医療従事者や研究者、教育者、公衆衛生、行政の皆様が連携し、多角的な視点から最新の研究成果や治療法を共有し、学際的アプローチによって疾病管理をより一層向上させることが喫緊の課題です。
 この学術講演会のテーマ「抗酸菌医療のダイバーシティ」は、多様な患者背景に即した医療の追求と、それを支える多様な専門領域の連携を強調しています。中国四国支部と連携しながら、地域の実情に根ざした活動を展開し、より良い抗酸菌医療の実現を目指してまいります。
 会場の岡山コンベンションセンターは、JR岡山駅に直結しており、6月の岡山は過ごしやすい気候です。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。