学会分類

(日本結核病学会病型分類)


a.病巣の性状

 0:病変が全く認められないもの

 T型(広汎空洞型):空洞面積の合計が拡り1(後記)を越し, 肺病変の拡りの合

   計が一側肺に達するもの。

 U型(非広汎空洞型): 空洞を伴う病変があって, 上記T型に該当しないもの。

 V型(不安定非空洞型): 空洞は認められないが, 不安定な肺病変があるもの。

 W型(安定非空洞型): 安定していると考えられる肺病変のみがあるもの。

 X型(治癒型):治癒所見のみのもの。

 以上のほかに次の3種の病変があるときは特殊型として, 次の符号を用いて記載

 する。

 H  (肺門リンパ節腫脹)

 Pl  (滲出性胸膜炎)

 Op  (手術のあと)

b. 病巣の拡り

 1:第2肋骨前端上縁を通る水平線以上の肺野の面積を越えない範囲。

 2:1と3の中間。

 3:一側肺野面積を越えるもの。

c.病側

 γ:右側のみに病変のあるもの。

 l :左側のみに病変のあるもの。

 :両側に病変のあるもの。

d.判定に際しての約束

  i)判定に際し, いずれに入れるか迷う場合には, 次の原則によって割り切る。

   TかUはU, UかVはV, VかWはV, WかXはW

  ii)病側, 拡りの判定は, T〜W型に分類しうる病変について行い, 治癒所見は

   除外して判定する。

 iii)特殊型については, 拡りはなしとする。

e.記載の仕方

  i)(病側)(病型)(拡り)の順に記載する。

  ii)特殊型は(病側)(病型)を付記する。特殊型のみのときは, その(病側)(病

   型)のみを記載すればよい。

 iii)X型のみのときは病側, 拡りは記載しないでよい。


学会分類の例示

(出典:結核用語事典 193-194. 1992)

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